ご機嫌の理由
ドアを開けて
1歩外へ出たら
もうあたしの時間
今日も1日お疲れ様と
自分に言いながら
ipodから曲をセレクト
その日
どんな気分だったか
この後どんな気分になりたいのか
選んだ曲でわかる
今日選んだのは
アルバムまるっと元気なナンバーが並んでいるもの
音が流れ始めると
勝手に顔の緊張がほぐれる
足元も何だか軽くなる
帰り道は終始ご機嫌で
道を真っ直ぐに歩けない
身体が揺れて
手でリズムを取ってる
あぁ
たまらない
真っ暗な空を見上げながら
このままどこまでも歩いていけそう
音楽ってすごいね
ミュージシャンってすごいね
ボーカリストってすごいね
ありがとう
おかげで
あたしは
今日も
笑顔で1日を終えられます
目的地
ちょっとしたことで
凹んで
ここ数日
ちょっと自分の後ろのほうから
負のパワーを出してた
繋がっちゃうんだよね、そういうのって
続いちゃうんだよね、そういうのって
今朝
おなかの中が沸騰するくらい
(いや、沸騰してたな)
腹わた煮え繰り返るってな出来事勃発
今までのあたしなら
それを1日中持ち続けて
周りにまで撒き散らしてたなぁ
しかーし
少々不快感を口にしたものの
グッと堪えた
うやむやにして
なんとなーく
なまぬるーく
それとなーく過ごすこの場所
イヤだって
好きじゃないって
違うんだって
見て見ぬ振りしてたことに
向き合うチャンスをもらったのだと
このままの方がラク
だけどさ
眉間のシワが深くなるばっかりなのよ
少々しんどくても
踏み出すときなんだな
怖いけど
目的地なんてわからないけど
立ち止まってたらどこにも行けないもんね
人の何倍も遅いかもしれない
でも今のあたしだから行ける場所があるって
あたしがあたしを信じてあげたい
ずっと
ずっと
ずっと
あたしがあたしを信じてあげられなかったから
そろそろ信じてあげよう
信じてみよう
うむ、ちょっと元気でた
好きと仕事
そんなに好きなら
そういう仕事をしたらいいじゃん
幾度となく言われてきた
確かにそうだなと思う時もあれば
好きだからこそ仕事にしたくないと思う時もある
仕事をしたことのある人なら
仕事には良い面とそうじゃない面が必ずあると知っている
あたしは「好きなこと」の良い面以外のことをみたくないから仕事にはしないと避けてきたのかなと漠然と思ってきた
でも今はちょっと違う気がしてきた
「好き」のスタンスが人と違うのかもしれない
何かを、誰かを
「好き」と思うのってこの上ない自由な感情
誰の思いでもなく自分だけのオリジナルな感情
好きだからこそ
自分が好きなように
自分の思いのまま好きでいい
「本当に好きだったら何があっても好きでしょ」とか
「本当に好きなら四六時中そのことだけ考えていれば幸せでしょ」とか
そんなこと言うのってナンセンス
だって好きの度合いを計る物差しなんてないんだもの
24時間*365日、それを思う時間がたったの1分だとしても
好きなものは好きなんだもの
マニアのような知識はなくても
そのことで世界一になっているような人でなくても
それぞれの「好き」に優劣はない
好きだから仕事にしてみたい
そう思ってある種の制限をかけて未来を描こうとしていた自分から少し解放された
もちろん「好きなこと」にがむしゃらに向かっていくことを否定しているわけじゃない
むしろそう出来る人を羨ましく思う
でもあたしは違う種類の人間
好き=仕事→幸せ
この方程式にハマらない
それでいい