好きと仕事
そんなに好きなら
そういう仕事をしたらいいじゃん
幾度となく言われてきた
確かにそうだなと思う時もあれば
好きだからこそ仕事にしたくないと思う時もある
仕事をしたことのある人なら
仕事には良い面とそうじゃない面が必ずあると知っている
あたしは「好きなこと」の良い面以外のことをみたくないから仕事にはしないと避けてきたのかなと漠然と思ってきた
でも今はちょっと違う気がしてきた
「好き」のスタンスが人と違うのかもしれない
何かを、誰かを
「好き」と思うのってこの上ない自由な感情
誰の思いでもなく自分だけのオリジナルな感情
好きだからこそ
自分が好きなように
自分の思いのまま好きでいい
「本当に好きだったら何があっても好きでしょ」とか
「本当に好きなら四六時中そのことだけ考えていれば幸せでしょ」とか
そんなこと言うのってナンセンス
だって好きの度合いを計る物差しなんてないんだもの
24時間*365日、それを思う時間がたったの1分だとしても
好きなものは好きなんだもの
マニアのような知識はなくても
そのことで世界一になっているような人でなくても
それぞれの「好き」に優劣はない
好きだから仕事にしてみたい
そう思ってある種の制限をかけて未来を描こうとしていた自分から少し解放された
もちろん「好きなこと」にがむしゃらに向かっていくことを否定しているわけじゃない
むしろそう出来る人を羨ましく思う
でもあたしは違う種類の人間
好き=仕事→幸せ
この方程式にハマらない
それでいい